健康やダイエットのために毎日筋トレや有酸素運動などのトレーニングを行っている人も多いのではないでしょうか?
トレーニングしているときは辛さを感じますが、終わった後は爽快感がありますし、「トレーニングしないと逆に落ち着かない」という人もいるはずです。
しかし、「毎日トレーニングをするのはNG」ということもよく耳にしますよね。
果たして体を鍛えるために一番効率の良いトレーニングは、毎日行う方法と間にトレーニングをしない日を作るという方法のどちらなのでしょうか?
この記事では、そんな「毎日トレーニングorトレーニングしない日を作るのはどちらが効率良く鍛えられるのか」という疑問ついてパーソナルジムに所属しているプロのトレーナーが解説していきたいと思います。
トレーニング理論は実に様々
結論から言えば、毎日同じ部位を鍛えるようなトレーニングは効果が半減してしまうので避けた方が良いと言えます。
筋トレをした後は休息を入れることで筋肉が「超回復」していきますので、基本的にはトレーニング後は最低でも1日休みを入れるべきです。
しかし、トレーニング理論は実に様々で、現在も日々新しい理論が誕生しているので、「このトレーニング理論がいつまでも絶対的な正解」とは言い切れないのも事実です。
超回復とは?
トレーニングの頻度を考える前に、まずは超回復について知っておきましょう。
筋トレなどのトレーニングを行うと、その部位の筋繊維は損傷します。
また、疲労が蓄積され、一時的に体力が低下します。
しかし、その後適切な休息をとることで筋肉が回復し、結果的に筋力が増えるという効果が得られます。
この一連の現象が「超回復理論」と呼ばれているのです。
基本的には、トレーニング後に最低でも48時間程度の休息をとることが超回復させるためには必要だと言われています。
毎日トレーニングをする場合には、日々「違う部位」を鍛える
実際にスポーツジムなどに通うと、毎日のように通い、トレーニングしている人がいることがわかります。
「あれ?毎日鍛えてしまっては超回復しないのでは?」と疑問に思ったりしますが、スポーツジムで鍛えている人の多くは「超回復理論」をしっかりと理解した上で鍛えていることが多いものです。
すなわち、毎日同じ部位を鍛えるのではなく違う部位を鍛えているのです。
・月曜日は大胸筋や三角巾、上腕二頭筋などを鍛える
・火曜日は広背筋を鍛える
・水曜日は大腿四頭筋やハムストリングス、大臀筋、中臀筋を鍛える
・木曜日は腹直筋を鍛える
これはあくまでも例にすぎませんが、このように日々鍛える部位を変えることで、その部位も超回復させることが可能となるのです。
また、全身の筋肉すべてを鍛えるためには、週に2回程度「全身を鍛える日」を作るべきという考えもあります。
他にも、腹筋はほかの部位よりも回復が早いため、24時間程度空ければ問題ないという考えもあったりします。
繰り返しになりますが、「これからもこれが絶対に正解」というわけではないので、様々な理論を試しながら自分に合ったトレーニング法を実践していく必要があると言えるでしょう。
筋トレ後に筋肉を修復させる栄養を摂取しよう!
筋トレで筋繊維が損傷した後、休息をとることで超回復を促せるわけですが、さらに回復を早めることができればなお良いですよね。
それは、筋トレ後に筋肉を修復させる栄養を積極的に摂取するという方法です。
体内のエネルギーが足りなくなると、筋肉の材料となるタンパク質がエネルギーとして使われてしまうので、筋肉量を増やすことができなくなってしまいます。
そういった意味でも、「プロテイン」などタンパク質を補う食品を摂取することがとても重要なのです。
プロテインについては下記の記事で解説しているので、気になる方は参考にしてください。
プロテインとは?効果的に飲むためには時間帯も気にしよう【トレーナー直伝】
有酸素運動は筋トレと別で考えるべき?
超回復理論は、あくまでも筋繊維に関する理論であり、「適度な有酸素運動を組み合わせるくらいなら大丈夫」という意見もあります。
毎朝(もしくは夕方)のジョギングやランニングを日課にしている人は多く、有酸素運動が超回復の妨げになるのであれば日課をやめなければなりません。
これも人によって意見が分かれるところです。
有酸素運動をすることによって、超回復を遅らせてしまうのであまり積極的に行わない方が良いという人もいれば、有酸素運動によって血行が良くなり、軽い筋肉痛程度なら逆に治りが早まるからなければ大丈夫という人もいます。
ネットなどでスポーツトレーナーの意見を見る限りでは、「有酸素運動は超回復に悪影響を及ぼさない」という声が多いように感じます。
これも、自分自身がトレーニングを行う中でいろいろと試し、実際の筋肉の付き方などを見ながら判断すべきと言えるかもしれません。
まとめ
今回は、「毎日トレーニングorトレーニングしない日を作るのはどちらが効率良く鍛えられるのか」という疑問について解説してきました。
結論から言えば、同じ個所のトレーニングを行わず、毎日違う部位のトレーニングを行う方法が一番効率よく鍛えられると言えます。
ぜひ自分で様々なトレーニング理論を参考に試行錯誤しながら、ベストなトレーニング法を見つけてみてはいかがでしょうか?
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