みなさんは、「腹筋ローラーダイエット」をご存知ですか?
自宅で簡単にでき、少ないスペースで行えることから人気が出てきました。
そこで今回は、「腹筋ローラーで痩せる理由」「腹筋ローラーダイエットのやり方」についてパーソナルジムに所属している現役トレーナーが詳しく解説していきます。
目次
腹筋ローラーとは
腹筋ローラーとは、腹筋を鍛えるための器具のことを指します。
別名「アブローラー」と呼ばれています。
腹筋ローラーの役割は、名前の通り「腹筋を作ること」です。
しかし、最近では、腹筋以外の筋肉を鍛えるときに使う人も多くなっています。
腹筋以外の部位にもトレーニング効果はある
先述した通り、腹筋ローラーは「腹筋以外」にも活用することができます。
よく筋トレをする人が目指す「シックスパック」は、腹直筋と呼ばれる部位を鍛えることで、シックスパックが出来上がっていくメカニズムです。
しかし、腹筋ローラーは、腹直筋の部位以外にも
脇腹に斜めに走っている「腹斜筋群」
脇腹の最も深層にある「腹横筋」に、腹筋ローラーだけでアプローチすることができるのです。
そして、腹筋が働く際に反対の運動をしている「背中」の筋肉さえ含まれます。
背中へのアプローチは、背中の下部にある「広背筋」
背骨に沿うようにある「脊柱起立筋」に効果が期待できます。
また、腹筋ローラーを転がす際に刺激される二の腕の「上腕三頭筋」にも効果があります。
腹筋ローラーがダイエットに効果的な理由
腹筋ローラーと聞くと、一般的には「筋トレ」を思い浮かべると思います。
また、「確かに運動だけど、あまり脂肪燃焼が期待できなさそう」など、
腹筋ローラー=ダイエットを連想させるのには難しいと思います。
では、なぜ腹筋ローラーがダイエットに効果的なのか?
その理由は、くびれを作り出す効果が期待できるからです。
先述した通り、腹筋ローラーで負荷を与えられる場所は「腹斜筋群」「腹横筋」です。
実は、その2つの筋肉は「くびれを作り出す筋肉」と言われています。
綺麗なくびれを作るためには、脇腹部分のインナーマッスルを鍛えることが重要なのです。
つまり、効率的にくびれを作りたい方は「腹筋ローラー」がオススメなのです。
腹筋ローラーの使い方と気をつけたい点
ここからは、腹筋ローラーの使い方。
そして、正しいやり方をご紹介します。
腹筋ローラーの使い方
①グリップを両手で握る
②膝を床について、ゆっくりと前方に押していく
③元の位置まで、ゆっくりと戻していく
以上の3点です。
説明だけ聞くと、「簡単そう」と感じると思います。
しかし、実際に繰り返し行ってみると難しいと感じると思います。
腹筋ローラーを転がしてみると分かりますが、勢いよくローラーが回転します。
そのため、ゆっくりと押したつもりでも、勢いよく前方にローラーが回転。
そして、そのまま前方に倒れこんでしまう可能性があるからです。
腹筋ローラーを使う際に気をつけたい点
①ゆっくりと、限界までローラーを転がす
②そのままの姿勢で元の位置に戻していく
この2点があります。
初めて腹筋ローラーを使う方は、限界まで転がさずに「少し押してゆっくり戻す」という動作を繰り返して、腹筋ローラーの使い方になれることが大切です。
ご紹介したやり方でも「全然、うまくいかない!」という方は、壁を正面にして転がす方法などがオススメです。
腹筋ローラーをやる頻度
腹筋ローラーダイエットを行うオススメな頻度は、週3日程度です。
基本的に腹筋は、他の体の部位の筋肉と比べると小さな筋肉のため
腹筋ローラーダイエットを毎日行っても問題はありません。
しかし、腹筋ローラーダイエットは、あくまで「ダイエットの中心」ではありません。
腹筋ローラー以外にも、「食事・睡眠」などを行う必要があるのです。
また、筋肉痛のときに同じ部位を鍛えることは、効率的に良くありません。
筋肉痛になるというのは、筋繊維が傷ついている証拠です。
この傷付きから時間をかけて修復していくことで「いい筋肉」の成長につながるのです。
この修復には、最低でも24時間は空ける必要があります。
そのため、腹筋が筋肉痛のときは、他の部位を鍛えるなどがオススメです。
また、週2~3回のトレーニングでも、腹筋ローラーダイエットは十分な効果が期待されます。
腹筋ローラーダイエットを成功させるコツ
ここからは、腹筋ローラーダイエットを成功させるコツを初心者・上級者向けに分けてご紹介します。
初心者向け:膝をついたまま転がす
このやり方は、「腹筋ローラーが初めて」「うまく使えこなせない」という方にオススメです。
やり方は
①四つん這いになる
②グリップを握る
③背中は丸めるように意識する
④ゆっくりと腹筋ローラーを転がす
⑤前方に倒れていく
この運動を10〜20回ほど行うことで、腹筋ローラーダイエットの効果が期待できます。
上級者向け:立ったまま転がす
このやり方は、上級者限定のトレーニング方法です。
そのため、膝をついたまま転がすことに、余裕が出てきたときを目安に始めることをオススメします。
やり方は
①腹筋ローラーを手に持つ
②立った状態から転がす
まずは、5回程度できるようになってから回数を増やすことで、筋肉を痛めずに続けることができます。
まとめ
今回は、「腹筋ローラーダイエット」についてご紹介しました。
「自宅で簡単にできる筋トレダイエットをしたい」という方は、ぜひ実践してみてください。
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