皮下脂肪って一度ついてしまうとなかなか落ちないですよね。
皮下脂肪がついていると、お腹がたるんでしまってカッコ悪い体に見えるので嫌ですよね。それだけでなく、内臓脂肪と違って皮下脂肪は落ちにくいですし。
今回はそんな皮下脂肪の落とし方や内臓脂肪と皮下脂肪の違いについてプロのトレーナーがお話しします。
皮下脂肪って何?
皮下脂肪とは、皮膚のすぐ内側につく脂肪のことです。お腹、お尻、太もも、二の腕など全身のあらゆる場所につくので体型に表れやすい、ボディメイクの嫌われ者です。
そんな嫌われ者ですが、外部からのクッションの役割や、寒さに備える役割など身体を維持するために必要不可欠な存在なのです。
ですが、食べ過ぎや運動不足によって、皮下脂肪に脂肪が過剰に蓄積します。これが肥満の原因になります。
肥満になってしまうと、膝や腰に負担がかかって怪我の原因になりますし、何よりカッコ悪い体になってしまうので、脂肪の溜めすぎには気をつけましょう。
皮下脂肪と内臓脂肪の違い
①脂肪がつく原因の違い
先ほど説明しましたが、皮下脂肪がつくのは食べ過ぎと運動不足が原因です。
内臓脂肪がつくのは、偏った食生活が主な原因となります。ファーストフードやジャンクフードなどの不健康な食事や、お酒の飲み過ぎが主な原因です。
偏った食生活を続けることによって、栄養バランスが崩れてしまって内臓脂肪が蓄積されます。
皮下脂肪は単純な食べ過ぎ、内臓脂肪は偏った食生活が原因となります。
②脂肪のつきやすさが男女で違う
脂肪のつきやすさが男女には違いがあります。
女性は妊娠した時に、赤ちゃんを育てる子宮を守る必要があるため、皮下脂肪がつきやすいです。
男性は内臓脂肪がつきやすいと考えられています。
内臓脂肪は燃焼しやすいため、活動のためのエネルギーへと変換されやすいです。なので、力仕事などで身体を動かす機会が多い男性は、活動するためのエネルギーへと変換されやすい内臓脂肪がつきやすい体になっています。
③皮下脂肪と内臓脂肪で脂肪の落ちやすさが違う
脂肪を落とすためにダイエットを始めると、先に内臓脂肪から落ちていきます。
内臓脂肪が落ちた次は、皮下脂肪が落ちます。最初に燃焼されるのは腕やふくらはぎ、最後に落ちるのが腰周りやお腹周りになります。
この脂肪が落ちていく順番にも理由があります。皮下脂肪が最後に落ちるのは、体温の意地や外の衝撃から内臓を保護する働きがあるため、生命維持活動の上での優先度が高いからです。
内臓脂肪が優先的に落ちていくのは、身体を保護する役割が無いためです。そのため、ダイエットや筋トレをした際に生命維持活動の上で優先度が低い内臓脂肪から落ちていきます。
④脂肪のつき方
内臓脂肪と皮下脂肪で脂肪のつき方が違ってきます。
手のひら全体を使って脂肪を摘んだ際に、つまめる厚みがほとんどなければ、内臓脂肪の可能性が高いです。
内臓脂肪は、お腹の内側につくため直接手でつまむことができません。
ビール腹のようにぽっこり出ているお腹は、内臓脂肪が溜まっている証拠です。
体内についている脂肪が外に向かって押し出すように溜まっていくので、お腹が膨らんでパンパンに張った見た目になります。
逆に、手でつまめるのであれば、皮下脂肪の可能性が高いです。
皮下脂肪は、皮膚のすぐ下についているため簡単につまむことができます。また、お腹の皮膚がたるんで下がったような形になりやすいです。
食事を見直して皮下脂肪を落とす
ダイエットの際には運動も大事ですが、それよりも食事内容の見直しが大切です。
自分の消費カロリーよりも摂取カロリーが上回ってしまうと、食べ過ぎとなって皮下脂肪が増える原因になってしまいます。
それを避けるためにも、普段食べている物を見直して改善していきましょう。
簡単に意識できるところからだと、
「マヨネーズ」「バター」「マーガリン」に含まれる脂質や
「ご飯」「麺類」「パン」「ジュース」「お菓子」に含まれる糖質の量を
制限することが大事です。
とはいえ、制限しすぎてもいけないので自分の基礎代謝などを調べて、無理なく健康的に痩せられるようにダイエットしていきましょう。
ダイエット中のカロリーの考え方についてまとめた記事があるので、カロリー量がよく分からないという人は参考にしてください。
食べて痩せるためにも!ダイエットをする際に意識したいカロリー量をトレーナーが解説!
まとめ
皮下脂肪と内臓脂肪、良く名前は聞きますがよく知らなかったという人も多かったんじゃ無いでしょうか。
皮下脂肪と内臓脂肪についてしっかり理解して、自分の落とすべき脂肪がどちらなのかを把握できるようにしましょう。
しっかり、ダイエットをするためにもきちんと知識をつけて正しいダイエットを行っていきましょう!
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